トラオくん
ビットコインがETFになる可能性があるって騒がれてるけどそもそもETFって何ですか?CBOEとかブラックロック社なんとかって騒がれてますが…
だい吉
ETF承認は、非常に重要なことだから耳の穴かっぽじってしっかり説明を聞いてね!(笑)
トラオくん
はーいw それとETFに承認されると仮想通貨価格にどんな影響が出るかも教えてください!
だい吉
任せておきなさーい!!w

ETFとは何か

機関投資家の投資選定イメージ

 

ETFとは、Exchange Traded Fundの略語で、日本語で上場投資信託と呼びます。つまり東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託という事です。

 

トラオくん
待って待って!初めから分からないんだけど投資信託って何ですか?
だい吉
聞きなれない言葉だよね!

 

投資信託は、投資家から集めたお金を元手にファンドマネージャーと呼ばれる機関投資家が株や債券などの複数の商品に投資して運用を行う金融商品の事を示します。

 

証券取引所を通して誰でも取引出来る様になっているので、個人投資家だけではなく機関投資家もETFに投資することが出来ます。

 

ETFでは、様々な金融商品が取引されており、株式や金、プラチナ、パラジウム、原油など世界中の様々な資産に投資が行われています。

 

投資信託が投資家から集めた元手で、これら商品に投資を行って収益が出れば投資家にも分配されます。

 

だい吉
つまり運用の専門家に投資を託すという事だよ!
トラオくん
なるほど~!!じゃあ銀行と似たようなものってこと?
だい吉
良いところに気づいたね!!

 

銀行預金の場合は、銀行が下記フローで預金者のお金を運用しています。

 

1.預金者が銀行にお金を預ける。
2.銀行が預けたお金を企業や個人向けにローンとして貸し出す。
3.銀行は企業や個人に貸し出したお金と利息を受け取る。
4.利息分が銀行の収益となり、ごく一部が預金者に利子として支払われる。
※銀行が倒産しても預金者のお金が一定量は補償されている。

だい吉
これが長い間銀行が行っている基本的な事業形態だよ!それが上場投資信託になると下記のようになるんだよ!

 

1.投資家が投資信託にお金を預ける。
2.ファンドマネージャーが株や債券など複数の商品に投資する。
3.投資が成功した場合収益が入る。
4.投資信託のお金が増えて投資家に分配される。

 

だい吉
このように両者は似たような活動を行っているが決定的に異なる点があるんだよ…それは「元本割れ」があるかないかだよ!

 

トラオくん
元本割れ?
だい吉
銀行にお金を預けた場合、基本的には元本が減ることがないよね?でも投資信託の場合、投資した金額が減ってしまうことがあるんだよ。
トラオくん
じゃあ銀行に預けた方が良くない?
だい吉
考え方によってはそうかも知れないけど、リターンの倍率が銀行預金より高くなる可能性があるから投資信託を好む人がいるんだよ!
トラオくん
なるほどですね!
だい吉
もっと投資信託について話すことはあるけど、一番気になるビットコインがETF承認されるとどういう影響が有るかを次項で説明するぞ!

 

トラオくん
投資信託についてもっと知りたいけど、そこが一番気になるから先に教えて!!w

 

ビットコインがETF承認されるとどのような影響があるか

ビットコインとお金

 

これまでの説明でETFがどのようなものかはご理解頂けたと思います。

 

2018年6月26日にシカゴ・オプション取引所(CBOE)がビットコインETF申請書を米国証券取引委員会(SEC)に提出したことが話題になっています。

 

これまでにも多くの企業がビットコインETF申請を行いましたが、全て否認されてきましたが、今回は米国の連邦政府公認取引所であるCBOEが申請したために非常に注目されています。

 

ここからはビットコインなどの仮想通貨がETFに承認されるとどのような影響が出るかを解説したいと思います。

 

1. 仮想通貨市場に機関投資家の資金が流れてくる可能性がある。

2. 仮想通貨市場の価格が上昇する可能性がある。

3. 仮想通貨市場の税制度が変わる可能性がある。

 

これらのような事が起こる可能性が考えられるので、それぞれの事項を紐解いて考えてみます!

 

1. 仮想通貨市場に機関投資家の資金が流れてくる可能性

ビットコインなどの仮想通貨がETFになることで、機関投資家の資金が流入してくる可能性が高いです。

 

現在仮想通貨市場に参入している機関投資家は少ないと言われています。しかしETFに承認されて、仮想通貨がETFとして購入が出来るようになると年金基金などの保守的な層の機関投資家が投資先として候補に入れる可能性が考えられます。

 

一般的なヘッジファンドなどとは異なって、保守的な機関投資家は商品として分類される資産にお金を入れることがまず無いといわれてますが、ETF化によってこれらの資金を呼び込める可能性があります。

 

別の視点でETFについて考えた場合でも、公的な証券取引所を介した仮想通貨売買が出来ることになる為、顧客資金保護の安全性も高まります。

 

現在の仮想通貨市場は新興市場であり、取引所のセキュリティに懸念を抱いている投資家が多い為、従来の証券会社が取り扱うことにより投資家の市場への見方がポジティブに変わる可能性があります。

だい吉
少し脱線しますが、ヘッジファンドの資金力などをランキング化した記事があるのでぜひ見てみてください!

 

2. 仮想通貨市場の価格が上昇する可能性

現在の仮想通貨市場全体の時価総額は30兆円程なので、世界全体で使われることを前提とした金融商品として、まだまだ市場自体が小さいのが事実です。

 

しっかりと機関投資家の資金が流れてくれば、現在の市場価格より上昇する可能性は非常に高いと言えます。

 

更には機関投資家の資金が流れてくることにより、市場全体の時価総額が上がれば、個人投資家、又は決済目的などで使用する人が購入することにより、更に価格が上昇する可能性も秘めていると考えられます。

 

米法律事務所のFoley & Lardnerが2018年6月下旬に公開した2018年仮想通貨調査によると、72%の投資家が仮想通貨ETFがあれば投資を行いたいと回答したとのことです。

 

仮想通貨が証券化されることを希望している投資家がここまで多いとなると、仮想通貨ETFが仮に確定した場合、資金が流入してくることが多いに見込める状況となります。

 

3. 仮想通貨市場の税制度が変わる可能性

ビットコインがETFに承認されると、ETFとして購入する場合は、低い税率が適用される可能性が高いです。
通常の仮想通貨売買の税制が変わる事はまだまだ時間がかかる可能性が高いと思いますが、税制が変わるための第一歩になるのではと思っています。

 

現在ビットコインなどの仮想通貨での収益は累進課税の雑所得に分類されています。

 

累進課税の場合、本業などの収入と合算された年収で税率が算出される仕組みとなっており、4,000万円以上となると半分以上税金を支払う事になります。

 

これが株式やFXと同じように譲渡所得に分類されると、一律20.315%(所得税15%・住民税5%・復興特別所得税0.315%)の税率になります。

 

この税率ですが、実は相当投資家にとって恩恵があります。

 

下記にて現在の仮想通貨の税率に関する詳細表をご覧ください。

 

累進課税税率表(仮想通貨)

 

トラオくん
この違いは…尋常じゃないですね…
だい吉
そうなんだよ!高収入の人は物凄い割合の税金を支払わないといけないんだよ!

 

収益が高くなればなるほど、税金で支払う割合が相当高くなるため、株式投資で大金を稼いでいる投資家からすると仮想通貨市場はあまり旨味がない状況ともいえます。

 

この税制度が変わることによって、更に投資家を呼び込める可能性があります。

 

金(ゴールド)ETFの歴史からみるビットコインETFの可能性

ETFの歴史を振り返ると、金ETFが承認されてから金価格は飛躍的に上昇した事があります。

 

金ETFは複数存在しますが、膨大な資産があるSPDRゴールドシェア(ティッカーGLD)が上場した当時2004年11月以降に着々と金価格が上場しました。

 

2004年までは1トロイオンス辺り400ドル辺りの価格を推移していましたが、金ETFの普及とともに価格が上昇していき、2008年には1000ドルを突破しました。その後2011年には1800ドルまで上昇を続けました。

 

ビットコインチャートと金チャートとの比較

だい吉
この比較チャートを見たらひっくり返るぞ!
トラオくん
えっどんなチャートになってるか早く知りたい!
だい吉
じゃあ早速見てみよう!
だい吉
この比較チャートを見たらひっくり返るぞ!
トラオくん
えっどんなチャートになってるか早く知りたい!

 

金価格とビットコイン価格の比較チャート

 

上記チャートで分かりますが、両チャートは過去に非常に似た動きをしています。

 

トラオくん
このチャートを見ると、仮想通貨ETFが承認されたら価格が上昇していくように思えちゃいますね。
だい吉
それで期待感が上がってるんだよ!まあ商品としての性質は違うから同じようになるとはなんとも言えないけどね。
だい吉
ついでに話すと、金価格チャートとは別でNASDAQ価格チャートも似てると言われてるぞ!

NASDAQチャートとビットコイン価格チャート比較

ビットコイン価格とNASDAQ価格の比較チャート

トラオくん
あっほんとだ!
だい吉
これも驚くぐらいに似ているんだよね!

 

バブル相場のチャートパターンは全て似ていると言われており、一度期待値のみで爆発的に上昇する傾向があります。

 

10年前と異なって、現在はインターネットの普及によって世界中に情報が回る速度が速くなっている分、これまでのバブルチャートと比べても、2017年の仮想通貨バブルは勢いが凄かったといえます。

 

仮想通貨が実際に使用されるようになると、流動性が高くなって価格の上昇速度もゆっくりになると一般的に言われています。

 

ドットコムバブル時とビットコインバブル時の相場比較

1990年代終わり頃から2000年初めにインターネット関連企業の株価がバブル状態になりました。

 
この時も短期間で何十倍という株価上昇が当たり前になっていました。

 

だい吉
これまではいい例を伝えてきたけど、一つ仮想通貨ホルダーにとって好ましく無いチャート例も出しておくぞ!

 

ソフトバンク株価 長期チャート

 

これはソフトバンク社の株価ですが、2000年頃に最高値をつけて以来、18年経過しても最高値に戻っていません。

 

ソフトバンク社の売上高自体は右肩上がりにも関わらず、このような株価状況になる可能性もあるので、仮想通貨価格が下落を続ける可能性もしっかりと頭に入れて、取引をすることがおススメです。

 

まとめ

トラオくん
ETFについて大分分かりました!ありがとうございます。
だい吉
まだまだ話足りないけど、ここで教えた事が分かれば仮想通貨とETFの関係に関する知識は十分だよ!

ビットコインがETF承認になることで仮想通貨価格にポジティブな影響があると世界的に思われています。

 

私個人としてもETFの承認可否は、非常に大きな影響をもたらすと思っているので、大注目しています。

 

もちろん私は仮想通貨ホルダーでもあるので、ビットコインがETFに承認されて仮想通貨市場が発展してくれることを望んでいます。