暗号資産のエアードロップの基本概念
IOSやAndroid機能のAirdropとは違うので間違えないようにしてください!w
暗号資産界でのエアードロップは、暗号資産が無料でもらえる仕組みのことを指します。
無料でもらえるって相当怪しいですが真実です!
エアードロップを行う側の目的は主に二つあります。
・通貨の知名度上げて暗号資産の経済圏を拡大する。
・暗号資産の流動性の向上
冒頭でも述べた通り、暗号資産トークンを無料で配布するので、金銭的な損をする投資家が一人もいないというのも重要なポイントです。
エアードロップ(AirDrop)のやり方
エアードロップで暗号資産トークンを受け取る仕組みは主に二つあります。
特定の暗号資産トークン保有者へのエアードロップ
イーサリアムなどのプラットフォームトークン保有者に保有枚数に応じて暗号資産トークンを配布する仕組みです。
このエアードロップの方法では、プロジェクトの運営元が特定日時にイーサリアムを保有している人に対してトークンの配布を行うというアナウンスを事前に行います。
2017年から暗号資産投資をしている人は記憶にあると思いますが、ビットコインキャッシュはビットコインのハードフォークという形で生れました。その際はビットコイン保有者は保有枚数分のビットコインキャッシュを無料で受け取りました。
まさにこのような仕組みを指します。
他にもイーサリアムでは、OmiseGoトークンがエアードロップを行っていたり、Stellarがビットコイン保有者向けにエアードロップを行っていたりなど、様々な暗号資産トークンでエアードロップが行われています。
事前申し込みによりエアードロップで受け取る
このエアードロップの仕組みの場合、ツイッターやテレグラムなどのSNSやメールアドレス、KYCなどの登録を事前に行うことで暗号資産トークンを受け取ることが出来ます。
どの媒体への登録を行うかはエアードロップを行う運営元によって異なります。
発行元の目的としては、ICO開催前のマーケティングの一環としてエアードロップによってトークン配布をおこなったり、ICOで売れ残った暗号資産トークンエアードロップするなど様々な理由によってエアードロップ実施をしています。
エアードロップ参加に必要なもの
上述しましたが、エアードロップに参加する為に必要なものは各案件によって異なりますが、基本的に準備しておくものを下記でお伝えします。
・メールアドレス
・ウォレットアドレス(MyEtherWalletやMetaMask)
・Twitterアカウント
・Telegramアカウント
これら4つはパソコンやスマホで用意する必要があるものです。ウォレットを作成する時は、セキュリティの観点からメールアドレスは普段から使用しているものとは別で作成したものを使用することをオススメします!次項でお伝えしますが、エアードロップへの参加はそれなりにリスクが存在します。
エアードロップ(AirDrop)での投資家リスク
暗号資産を無料で配布という一見ノーリスクのような仕組みのエアードロップですが、もちろんリスクは存在します。
それは個人情報の悪用です。
エアードロップの仕組みにもよりますが、上述したKYCでのエアードロップにはリスクが伴います。
KYCでは基本的に個人の住所、パスポートや免許証画像、ID、ウォレットの情報を運営元に渡すことになるので、登録した時のメールアドレスとパスワードが他の取引所使えないかを運営元が試すなど様々な方法で利用される可能性があります。
特にエアードロップ参加者はある意味全員投資家なので、ウォレットのパスワードがハッキングの標的にされる可能性もゼロではありません。
それとなりすまし詐欺の連絡が来る可能性あります。
実際に横行しているようですが、「あなたの〇〇をレットがロックされたので秘密鍵を連絡ください」などのメールを送って、秘密鍵を入手しようとするものがいる様です。
外部から秘密鍵を聞かれることがまずありえないので、そのような連絡が来ても絶対に秘密鍵を教えないようにしましょう!!
これは大前提ですが、パスワードの重複には注意しましょう!
エアードロップに参加する際は、ツイッターなどのSNSを通じて特定のエアードロップの情報(安全性)を調べてから参加することをオススメします。
過去のエアードロップ例
ここでは、過去にエアドロップで暗号資産トークンが配布された例をいくつか紹介します。
ビットコインキャッシュ(BCH)
本記事の上部でも少し触れましたが、2017年8月1日に実施されたビットコインのハードフォークよって登場したビットコインキャッシュが代表的な例です。
当時ビットコインを保有している人全員を対象に1BTC=1BCHの配布が行われました。
2018年1月には一時1BCHの価格は40万円を超えていたことも有り、ビットコイン保有者にとって非常に嬉しいエアードロップとなりました。
ビットコインゴールド(BTG)
こちらもビットコインのハードフォークによって生まれた暗号資産ですが、2017年10月にビットコインを保有していた人向けに同数のビットコインゴールドが無料配布されました。
OmiseGO(OMG)
東南アジア向けの決済サービスに利用される暗号資産トークンで、発足から順調に規模拡大を続けているOmiseGoもエアードロップが実施されたことがあります。
OmiseGOのエアードロップ条件は以下の通りでした。
1. イーサリアムをイーサリアムブロックチェーンのBlock3988888の時点で保有していた方。
2. 上記Blockbの時点で0.1ETH以上をイーサリアムウォレットに保有していた方
Ontology(ONT)
これは伝説のエアードロップの一つです!w
NEOのプラットフォームを利用している暗号資産ですが、エアドロップ前にメーリングリストに登録していた人に1000ONTを無料配布しました。
2018年5月頃に1ONT=1,000円を超えたことが有り、エアードロップによってOntologyを受け取った人は約100万円を無料で手に入れたことになります!
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※暗号資産価格のリンク先は全てCoin Market Capとなります。