ROE(株主資本利益率)とは

ROEとは「Return On Equity」の略で、株主資本利益率といいます。

 

これは企業の収益性を測る指標で、株主が出資した資金を会社がどれだけ効率良く活用して利益を上げているかを見ることが出来ます。ROEは「会社は株主のもの」という株主重視の意識が定着する中で、重要視されるようになってきた指標だといわれています。

 

下記計算式でROEを算出できます。
ROE(株主資本利益率) = 当期純利益 ÷ 株主資本 x 100%

 

ROEが高いほど企業は株主資本を有効活用し、多くの利益を上げていることになります。反対にROEがあまりにも低い企業は資金を上手く回せてなく、経営能力が低いという印象の企業になってしまいます。

 

具体的な目安

ROEの一般的な基準は下記の通りとなります。

 

・資金を効率的に活用できている会社 → ROE10%以上
・経営が下手な会社 → ROE7%以上

 

個別銘柄を買う場合、最低でもROE10%以上を目安とし、できれば15%以上を狙うといいでしょう。なぜなら一流投資家でROE指標を意識して投資を行っている方は、15%を目安にしているといわれている為です。

 

ROE20%が数年続いている企業は、非常に優秀な経営を行っていることになります。

 

ROEは、PERやPBRと密接な関係がある

ROEはPERやPBRと関連しており、下記の式が成り立つように出来ています。

 

ROE x PER = PBR

 

上記の式が成り立っているという点からPBRが低い企業はROEとPERも低い可能性が大きいことが分かるかと思います。

 

PBRが低いということは、即座に割安株と判断されます。その際、株主資本による企業の収益性が低くなっていることが多いので要チェックです。

 

これら三つの指標は、すべて関係していることもあり暗記必須です。それぞれの指標の計算式を詳細リンク付きで記載してるので、ぜひチェックしてください。

 

ROE(EPS/BPS)
PER(株価/EPS)
PBR(株価/BPS)

 

ROEの注意点

ROEは、当期純利益をベースに算出されている為、本業からの収益以外の特別損益も含まれています。これには土地や建物の売却益などが該当しますが、その分複数期間におけるROEの推移を確認し、一時的な数字でないことを確認することが重要です。

 

更に会社の運営資金の内訳が、借入金などの他人資本が多く、株主資本の割合が少ない場合にはROEが高くなることがあるので注意しましょう。株式投資で銘柄選定を行う際は、ぜひROE、PER、PBRをチェックしてみてください。