FXとは何?基本的な仕組み
本記事では、FXの基本的な仕組みからFX投資をする上で必要な情報をお伝えします。
外貨と日本円を交換する
FXとは外国為替証拠金取引の略で、外国の通貨を売買することにより損益が発生する取引です。
英語の Margin Foreign EXchange Trading を元にFXと呼ばれています。
例えば、海外に行くときに日本円を米国ドルに両替し、その時の為替レートが「1ドル=100円」の場合、10万円で1,000ドル両替となります。
日本帰国時にそのまま1,000ドルを日本円に戻し、その時の為替レートが「1ドル=120円」の場合、
1,000ドルで12万円両替となります。
その結果、日本円で米ドルを買って、為替レートが円安になってから売ることで2万円の利益が発生しました。
これをインターネット上で意図的に売買を行う仕組みがFXです。
高金利国の通貨は保有しているだけで利益を得られる
日本の金利0.1%で100万円預金した場合、年間1,000円の利息が得られます。
国によって金利は異なり、米ドルは1.0%、豪ドル2.0%など金利は様々で、外貨取引では金利差が発生します。
この金利差を利用することで利益を得る事ができます。
例として、日本円を売って高金利の豪ドルを買う場合、
上記金利では金利差が1.9%となり、1万通貨取引時に金利差によって1日約47円の金利差益を得ることができます。
この金利差により毎日発生する利益をスワップポイントと呼びます。
低金利の代表はトルコリラや南アフリカランドで、トルコリラ/エンの2016年4月時点での一日のスワップポイントは約117円です。(1万通貨取引時)
このようにスワップポイントをメインとした運用も人気の一つです。
FXでは低資金で大きな取引が可能
FXの特徴は手元の資金を担保に何倍もの金額で取引が出来る「レバレッジ」が使用できる点です。
仮にレバレッジ20倍で取引した場合、5万円で100万円の外貨取引が行えます。
その分為替差損とスワップポイントも20倍になる為、ハイリスクハイリターンの投資が可能になります。
日本では、法改正により2011年以降国内FX業者では最大レバレッジが25倍と設定されました。
海外では最大レバレッジ888倍のFX業者もあります。
レバレッジはやり方次第では危険なものとなりますが、上手く利用することにより飛躍的に資金を増やすことができます。
FXがサラリーマンの副業として優しい
これまでの説明の通り、レバレッジにより少ない資金で大きな取引を行える点、更に高金利通貨保有によるスワップポイントがFXの魅力ですが、もう一点良い点があります。
それはサラリーマンや主婦に合った取引形態という点です。
株式投資と異なり取引時間が平日24時間の為、平日朝から夕方まで働いている方でも時間的制約が無いです。且つ、世界的に最も売買が活発になる時間帯が21時~24時頃の為、サラリーマンの場合帰宅後の時間を有効活用し、短期的に利益を獲得できるデイトレードが行えます。
時間的利点に関連していますが、仕組みがシンプルな点も多忙な方への魅力の一つです。
株式投資のように数千種類の銘柄から膨大な時間をかけて投資対象を探すのとは異なり、基本的に3~5通貨程度で取引を行う方が多いので、多忙な方でも取引を行いやすいです。
中には「ドル円のみ」など、1通貨の取引だけで稼いでいる人もいるくらいです。