RCIとは
RCIは「Rank Correlation Index」の略で、統計学の世界ではスピアマンの順位相関係数という名称の手法です。
RCIはオシレーター系として基本的に使用されてますが、トレンド系としても使用可能なテクニカル分析になっています。RCIは上下+100%から-100%で表されているテクニカル分析で+/-80%や+/-95%が相場の反転ポイントとされています。
通常1本で使用されますが、期間の異なる2本、又は3本の線を使用している人も多く、本数が多いほうが精度が高くなります。
「短期」・「中期」・「長期」3本のRCIを用いた時のRCIで見方を説明します。
売買ポイント
3本のRCIを使用した時の売買ポイントは、短期線が中期線と長期線をクロスした時です。
RCIのイメージとしては、100%のレンジで売られすぎ・買われすぎが表された状態で、移動平均線を使用するイメージです。その為、%を意識しながらゴールデンクロス・デッドクロスを用いて売買します。
RCIのデフォルトの移動平均線期間は、「短期線9・中期線26・長期線52」になってます。
下記チャートはRCIの基本的な売買ポイントを表しています。
RCIでは、0からプラスマイナスのどちらにあるかで上昇トレンドか下降トレンドなのかを見分けます。
売りポイントとしては、短期線(青)が中期線、長期線を上から下に抜けた時です。買いポイントはその逆で、短期線が中期線、長期線を下から上に抜いたと時になります。この時、RCIのパーセントが+/-80%を超えているようにしましょう。
RCIを一本の短期線で使用する際は、+/-100%にタッチしたところが売買シグナルとなりますが、ダマシも多いので本数を増やすか期間を変更して精度をあげるといいでしょう。
まとめ
・RCIが+/-80%を超えてるときに、ゴールデンクロスやデッドクロスが発生した時が売買ポイント
・RCIの+/-100%に移動平均線がタッチしたときが売買ポイント