日経平均ボラティリティー・インデックスで何が分かるか

日経平均ボラティリティー・インデックス(通称日経平均VI)は、投資家が日経平均株価の将来の動向をどのように予想しているかを示した指数です。

 

本指数の公表開始日は、2012年2月~と比較的新しい指標です。

 

指数の算出方法としては、日経平均先物と日経平均オプション価格をもとに算出されており、直近二限月のオプションのうち、直近限月の先物価格を基準としてOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)となる行使価格のオプション価格が使われます。

 

各限月のボラティリティーを算出し、満期が30日になるように線形補間します。上記内容で指数を導くことによって、日経平均株価の1ヵ月先の変動率を示します。

 

本指数は、日経平均株価のボラティリティーが今後増すと予想する投資家が増えると、指数が上昇し、反対に安定した相場が継続すると考える投資家が増えると指数が低下します。

 

日経平均ボラティリティー・インデックスの目安や見方

一般的に本指数は「30」が一つの目安とされています。この「30」という数値は、1ヵ月後の日経平均株価が+/-30%変動する可能性が70%程度あることを意味します。

 

指数が30より高いと株価下落のリスクが意識され、相場が圧縮される傾向があります。

 

上記内容をベースに過去の日経平均株価と日経平均ボラティリティー・インデックスを見てみましょう。

 

日経平均株価と日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)

 

上記グラフで第一に目立つのがリーマンショックが起きた2008年頃の日経平均ボラティリティー・インデックスですね。指数が「90」を超えており、指数に準じて日経平均株価も7000円台まで下落しました。

 

その後のグラフを見ると必ずではないですが、ボラティリティー・インデックスが上昇した後に日経平均株価が低調になっているかと思います。

 

本指数のみを取引根拠にするのは危険ですが、一つの指標として使用する価値は十分にあるといえます。